お尻に黒ずみを見つけたとき、
「えっ?」
(空白の間)
驚き
そしてショック・・・
お尻は自分で見づらい部位であり、衣類で隠れているので人に見られることがない安心もあり、ケアを怠りがちになってしまいます。
お尻に黒ずみができる原因をすると、「なるほど(納得)」と思うのですが、あまりにも習慣が日常化しすぎ、気づかなくなってしまっています。
できてしまった黒ずみをケアするためには、何が原因でできたのか知ることがなにより重要です。
そこを知っておかないとまた同じことを繰り返してしまいます。
お尻にできる主な黒ずみの原因を見てみましょう。
黒ずみ・色素沈着ができるしくみ
メラニンの生成
黒ずみの原因の一つは、メラニン色素が多量に作り出されることです。
メラニン色素と聞くと、紫外線をイメージされる人も多いのではないでしょうか。
そして、「お尻に紫外線が当たるのは、夏、海やプールに行って水着姿になったときぐらいしか思い当たらないけど・・・」、と思うかもしれません。
しかし、「 メラニン色素ができる = 紫外線 」ではありません。
メラニン色素は、刺激によって作られます。
紫外線はもちろんですが、摩擦、圧迫、炎症、肌の乾燥なども、肌にとって刺激になります。
その刺激から肌を守るためにメラニン色素は作られます。
肌のターンオーバーの乱れ
本来であれば、メラニン色素ができても肌のターンオーバーによって徐々に垢となって体外に排出されます。
しかし、メラニン色素が過剰に作られ排出が間に合わなかったり、ターンオーバーが乱れたりすると、いつまでも色素が肌に沈着してしまい黒ずみになってしまいます。
おしりに黒ずみができる主な原因
摩擦
お尻への刺激で最も多いのが摩擦です。
お尻は下着や洋服などが常に触れている部位。
しかも化学繊維や小さすぎる下着、スキニーパンツなどのボディに密着する洋服は、肌にとって刺激となり、黒ずみの原因になります。
また入浴時、ゴシゴシ洗ったり、タオルで強く拭いたりするのも大きな刺激に。
刺激を感じた肌はメラニン色素を生成してしまいます。
圧迫
座ったときに体重がかかるのがお尻です。
「座っているだけで?」と思う人もいるかもしれませんが、肌にとっては大きな刺激になります。
特に長時間のデスクワークや運転などをされている場合、その負担は相当なものです。
また座っているときの姿勢が悪く、モゾモゾ動くと圧迫とともに摩擦を生じさせ、これも大きな刺激になります。
肌の乾燥
お風呂から上がった肌は乾燥しています。
また入浴時、洗浄力が強く、肌に必要な潤いまで奪ってしまうようなボディソープや石鹸を使用したり、洗いすぎたりするのも肌を乾燥させる原因になります。
入浴後、顔と同じくボディも保湿ケアをしっかり行えば大丈夫ですが、ボディはお風呂から上がったら上がりっぱなしということはありませんか?
特にお尻の保湿ケアを怠っているという人は多いです。
そのため肌は乾燥し、バリア機能の低下、ターンオーバーの乱れを生じさせる原因になってしまいます。
かゆくてかいてしまう。
お尻は、ムレたり、かぶれたり、炎症を起こしたりしやすい部位。
それだけに無意識にかいてしまうことも多いです。
肌をかいてしまうと、それ自体が刺激になりますし、皮膚を傷つけたり、炎症を起こしたりするのも肌にとってこれ以上ない刺激になります。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると、肌のターンオーバーが正常に行われなくなるため、いつまでもメラニン色素が肌に残り黒ずみになってしまいます。
また妊娠中は、胎児の成長などに必要なため、メラニン色素を増やす働きがあるプロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)が急激に増加します。
そのため妊娠中は黒ずみ、色素沈着が起こりやすくなります。
まとめ
肌に刺激があるとメラニン色素が生成され、ターンオーバーが正常に働かないと色素が沈着し、黒ずみができてしまいす。
お尻は体の他の部位と違い、
- 下着や洋服、座り姿勢などによる摩擦
- 座ることでの圧迫
- かぶれや炎症による刺激
- 保湿ケア不足による乾燥
など、とにかく刺激の多い部位です。
「 刺激が多い = 黒ずみができやすい 」
お尻は黒ずみができやすい部位だけに、日ごろのケア、対策が重要です。
[お尻の黒ずみ治療ができるおすすめの皮膚科]
札幌 | 埼玉 | 東京 |
横浜 | 静岡 | 名古屋 |
京都 | 大阪 | 広島 |
福岡 |