迫力満点の「デカ尻」、下に垂れ下がった「垂れ尻」・・・
美尻にはとても程遠いお尻太り。
その原因に骨盤のゆがみが大きく関わっています。
お尻太りにも影響を与える骨盤について、役割やゆがみの原因など見てみたいと思います。
骨盤の役割
骨盤はお尻の形を決める土台。
その骨盤にゆがみが生じると、お尻の形も崩れてしまいます。
骨盤というと、左右に出っ張った、いわゆる腰骨をイメージされる方が多いと思います。
そこも確かに骨盤の一部ですが、正確にいうと、腰をお碗のように取り囲んでいる複数の骨の集合体が骨盤です。
骨盤は、仙骨、尾骨、左右の寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)の組み合わせで構成されています。
体の中心に位置し、上半身と下半身をつなぐ役割を担う「骨盤」。
直立歩行するために欠かせない骨であるとともに、腸や子宮などの臓器を保護する役割もあります。
体を支える重要な役割を果たしているその骨盤が開いたり、ゆがんだりすると、体に様々な悪影響を及ぼします。
特に女性の骨盤は出産に備えてフレキシブルにできているため、ゆがみやすくなっています。
ただし、ゆがみやすいのですが、形状記憶機能を持っているので、ゆがみを矯正することが可能。
ゆがみを元に戻すことができます。
骨盤がゆがみ5大原因
原因1 日常のクセ
椅子に座ると脚を組む、気づけば横座り、ぺちゃんこ座り、片脚重心立ちなど、日常の何気ないクセ。
このクセが骨盤を開いたり、前後左右のバランスを悪くし、ゆがみを生んでしまいます。
原因2 長時間の無理な姿勢
テレビを見ている時、食事をしながら、スマホやパソコンをしながら、無意識に前かがみや猫背になっていませんか?
長時間の無理な姿勢はゆがみの原因になります。
原因3 運動不足
骨盤を支えている周辺の筋肉が衰えると、骨盤が広がったり、傾いたりします。
そのゆがんだ骨盤につられ、筋肉のつき方もアンバランスになり、そのため筋肉の使い方に偏りが生じてしまいます。
よく使う筋肉は太くなり、使わない筋肉は衰える。
衰えた筋肉の周辺には脂肪がつきやすくなり、結果、ボディラインが崩れ、お尻も太ってしまいます。
原因4 寝姿
まっすぐ仰向けに寝転べますか?
うつぶせ寝や横向けでしか寝れない人は、骨盤がすでにゆがんでしまっている可能性があります。
また寝ている寝具がゆがみを生じさせる原因になっていることもあります。
やわらかすぎたり、硬すぎたりする寝具は姿勢が崩れ、骨盤にゆがみを生じさせる原因になります。
原因5 出産
女性の骨盤は、出産時、大きく開きます。
また、産後はホルモンの関係で骨盤を支えている靭帯がゆるみがち。
自分で意識して骨盤を閉めないと、開いた状態になってしまいます。
骨盤がゆがむとお尻太りに!
骨盤がゆがむと部分太りになります。
お腹や太もも、そしてお尻です。
主なお尻の太り方を見てみましょう。
デカ尻
迫力満点!バーンと大きいお尻。
[なりやすい人]
- 長時間座っていることが多い人
- ぺちゃんこ座りをよくする人
- 短期間に体重が増えた人
垂れ尻
お尻のお肉が垂れたお尻。
[なりやすい人]
- 運動不足の人
- 猫背の人
- いつも椅子に深く腰をかける人
ひし形尻
脚のつけ根が外に飛び出し、ひし形をしたお尻。
[なりやすい人]
- 片足に重心をかけて立つクセがある人
- 横座りする人
- 椅子に座り、ほとんどいつも同じ方向に脚を組んでいる人
まとめ
日々の生活の中の動き、クセが骨盤の歪みを生みます。
骨盤が歪むことによって筋肉のつき方にも偏りが生じ、よく使う筋肉は太く、使わない筋肉は衰えて周りに脂肪が付きやすくなり、ボディラインが崩れます。
お尻の場合は、「デカ尻」「垂れ尻」「ひし形尻」など、美しくないお尻になってしまいます。
骨盤はお尻の形を決める土台になるので、ゆがみを改善することが美尻への道になります。