美白化粧品の正しい使い方

美白のイメージお尻の黒ずみ

お尻にできた黒ずみ、ケアしないと!と美白化粧品(コスメ)を頼られる方、多いのではないでしょうか。

しかしそれでは遅いって知っていますか?

美白化粧品(コスメ)の正しい使い方、そして美白成分といってもいろんな種類があります。それぞれどのように働くか紹介したいと思います。

正しく使用して、シミ、黒ずみのない肌を手に入れましょう。

美白化粧品の正しい使い方

美容クリーム

シミ、黒ずみを見つけたら美白化粧品(コスメ)を頼りたくなります。

しかし美白化粧品(コスメ)に配合されている美白成分は、皮膚の中でメラニンが作られる働きを抑える効果があるものです。

作られてしまったメラニンに効果があるのではなく、作られないようにするのが美白成分の働きなんです。

つまり、シミや黒ずみができないよう予防するために使うのが美白化粧品(コスメ)の正しい使い方です。

残念ながらできてしまったシミや黒ずみに塗っても効果はありません。

できてしまったシミや黒ずみは、正常に肌のターンオーバーを促すことの方が解消につながります。

美白成分の働き

シミができるプロセス

美白成分といってもいろんな種類があります。

それぞれ働き方が異なりますが、共通しているのは、シミや黒ずみの原因であるメラニンを作らせないようにするものです。

[メラニンができるメカニズムと美白成分の働き]

1.メラニンを作るよう指令が出る
紫外線や摩擦などの刺激があると、表皮細胞から「エンドセリン」などの情報伝達物質が分泌され、メラニンを生成する「メラノサイト」のスイッチが入ります。

美白成分の働き「エンドセリン」などの情報伝達物質の働きを抑制する。

[代表的な成分]
カモミラET、トラネキサム酸、D-メラノ(TM)、t-AMCHA(t-シクロアミノ酸誘導体)など

2.メラニンが作られ始める
「エンドセリン」などの情報伝達物質が「メラノサイト」に届くと、メラニンの生成がスタート。「チロシナーゼ」という酸化酵素が働き、メラニンが作られ始めます。

美白成分の働きメラニンの生成に関わる「チロシナーゼ」を抑える働きをする。

[代表的な成分]
アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、ルシノールなど

3.メラニンが皮膚内に蓄積される
何らかの影響で「メラノサイト」の過剰な活動が収まらず、メラニンが作られ続けてしまうことがあります。

美白成分の働きメラニンに変換してしまう「チロシナーゼ」自体を減らすように働く。

[代表的な成分]
リノール酸など

どの美白成分もできてしまったシミや黒ずみを漂白してくれるものではないことを覚えておきましょう。

できてしまったら美白化粧品は用なし?

疑問を持っている女性

シミや黒ずみを消すことができないなら、美白化粧品(コスメ)は意味ないんじゃない?って思われる方も多いと思います。

確かにできてしまったシミ、黒ずみ自体を美白成分で消すことはできないですが、これ以上濃くならないよう予防する効果があります。

特に炎症性色素沈着などは効果的です。

お尻にできる黒ずみは、摩擦や圧迫が大きな原因でできる炎症性色素沈着であることが多いので、美白化粧品(コスメ)でケアするのはおすすめです。

選ぶ時の注意

注意!

美白化粧品(コスメ)を選ぶ時は、必ず美白成分がしっかり入っているものを選びましょう。

「○○ホワイト」などという商品名を見ると、美白をイメージさせますが、成分欄を見てみると美白に有効な成分があまり入っていないものも多いです。

商品名に釣られるのではなく、成分欄をしっかり見て、美白成分がしっかり配合されているものを購入しましょう。

まとめ

美白化粧品(コスメ)は、できてしまったシミや黒ずみを消してくれるようなイメージを持っている方がとても多いです。

しかし美白化粧品(コスメ)は、シミや黒ずみの原因となるメラニンを作らせないようにするためのもの。

作らせないためには、作られる前に塗っておかないと意味がありません。

シミや黒ずみができていないときから塗るのが美白化粧品(コスメ)の正しい使い方です。

ただし、すでにできてしまっていても意味がないわけではありません。

これ以上濃くならないように予防する効果があります。

美白化粧品(コスメ)は一年を通して使うことが大切です。

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