お尻のシミ、黒ずみが治らない・・・
なかなかケアしても治らないしつこいシミ・黒ずみの原因は、「過脂化(かしか)」のせいかもしれません。
「過脂化」は、注目のキーワード。
一体これは何なのか詳しく紹介します。
過脂化とは?
「過脂化」とは、過酸化脂質(酸化してしまった脂質)が体内に溜まった状態のこと。
様々な悪影響を体にもたらし、肌にも現れます。
特にメラニン色素が変質することが知られ、しつこいシミ・黒ずみになってしまいます。
過脂化は活性酸素の働きによって起こります。
体内で活性酸素が増えすぎると過酸化脂質も増え、「過脂化」を引き起こします。
過酸化脂質は一度溜まると自然には排出されないためとても厄介。
近年、活性酸素以上に問題といわれています。
シミ・黒ずみができるメカニズム
まずは、シミ・黒ずみができるメカニズムを見てみましょう。
皮膚は紫外線を浴びたり、摩擦などの刺激を受けると、皮膚を守るためにメラノサイトが活性化。シミや黒ずみの原因となるメラニン色素を作ります。
メラニン色素を含む表皮細胞でバリアゾーンを形成し、皮膚細胞が傷つかないように守ってくれています。これがメラニン色素本来の働きです。
できてしまったメラニン色素も、肌のターンオーバーが正常に機能していれば垢となって剥がれ落ち、元の肌の色に戻ります。
過脂化したメラニン色素とは?
しかし厄介なのが、過脂化したメラニン色素です。
体が過脂化しているとメラノサイトも影響を受けるため、「過脂化したメラニン色素」ができてしまいます。
通常のメラニン色素とは異なり、通常より色が濃い色素が作られ、かつ、過脂化したメラニン色素を取り込んだ細胞は根っこの部分が強力になってしまっているため、肌に居座り続けてしまいます。
シミ・黒ずみの色は濃く、いつまでも居続け、取り除くのがものすごく大変になってしまうとても厄介なのが「過脂化したメラニン色素」です。
予防法
「過脂化」を防ぐには、
- 規則正しい生活
- バランスのとれた食事
を心がけることが大事です。
また過脂化は活性酸素が原因になるので、活性酸素を抑えることも重要です。
活性酸素自体は人間が呼吸して活動するだけで常に発生するものなので、完全に避けることはできません。また肌にとって有効な働きもあります。
問題なのは増えすぎてしまうことです。
増えすぎると細胞を傷つけ老化を促進。がんの原因になるとも言われています。
活性酸素が増える原因はいろいろありますが、代表的なものは、
[活性酸素が増える主な原因]
- 激しい運動
- 強いストレス
- 過労
- 紫外線
- 喫煙
- 食生活の乱れ
- 酸化した油
などです。
工夫次第で減らせるものは減らすようにしましょう。
そして活性酸素を除去する働きを持つ「抗酸化作用を持つ食品」を意識的に摂るようにしましょう。
[抗酸化を助ける主な栄養素]
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- リコピン
- カテキン
バランスのよい食事を心がけ、その上で、抗酸化作用のある食べ物を積極的に摂り入れるようにしましょう。
まとめ
ケアしてもケアしてもなかなかシミ・黒ずみが改善しない原因。
真皮にまで達してしまっていたり、様々な原因が考えられますが、その一つに「過脂化」しているかもしれません。
過脂化したメラニン色素は通常のメラニン色素とは異なり、色が濃く、しつこく肌に居座ってしまいます。
セルフケアで改善・解消するのは難しいケースもあるので、皮膚科や美容皮膚科に相談しましょう。
それと同時に食生活、生活習慣を見直し、活性酸素をできるだけ作らないようにすることと、抗酸化作用のある食べ物を積極的に摂り入れ、肌をサビさせないようにしましょう。
[黒ずみ・シミ治療ができるおすすめの皮膚科]
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