「セルライト 潰し方」なんていう検索はしていませんか?
セルライトをなくす方法として、
- 脂肪を潰すように強くマッサージをする。
- 雑巾を絞るようなイメージで皮膚を絞る。
- セルライトを潰すとプチプチという音がする。
なんて言われたりしたしますが、どれも間違いです。
そんなことをしてもセルライトはなくならないですし、かえって増えてしまうともいわれています。
なぜセルライトを潰してはいけないのか、そしてどのようにケアすればいいのか紹介します。
セルライトとは?
セルライトとは、皮下脂肪が真皮に突き出したもの。
ここで重要なポイントになってくるのが、「結合組織」です。
結合組織が袋のように脂肪を小分けに包み込む構造になっています。
セルライトができるかどうかはこの結合組織にかかっていて、結合組織の構造は遺伝によるところが大きいです。
そのため従来言われていた、
- 肥満であるかどうかは関係ありません。
- 脂肪の量も関係ありません。
- 老廃物も関係ありません。
女性の9割以上にできるといわれ、日頃から運動をしっかり行っている人も、プロのスポーツ選手も、痩せている人も関係なくセルライトはできます。
ちなみに男性の場合は、皮下脂肪を支える結合組織が袋状ではなく、脂肪組織を貫く十字構造をしているため、女性のように皮膚の表面に凸凹と現れにくいです。
潰してはいけない理由
セルライトを潰そうと、強くマッサージしても、雑巾を絞るように絞ってもセルライトはなくなりません。
強くマッサージや皮膚を絞ることで、
- 毛細血管を傷つける。
- 内出血やあざができる。
- 皮膚に相当なダメージを与える。
- 強く握ることで血行が悪くなる。
そればかりか、新しいセルライトを生み出しかねず、セルライトを作りやすい体になってしまうといわれています。
ただただ肌や毛細血管を傷つけ、内出血やアザができるなど、一つもいいことがありません。
セルライトを潰すためと、強くマッサージをしたり、雑巾を絞るように皮膚を絞るのは無意味なのでやめましょう。
セルライトの正しいケアとは?
セルライトは遺伝が大きく変わっていて、現時点で根本的になくす治療法はありません。
クリニックでの治療やエステでの施術で一時的には効果があっても、しばらくするとまたできてしまいます。
今できることは、セルライトをなくすのではなく、目立たなくさせることです。
肌表面にセルライトの凸凹があるのとないのとでは大違い!
夏、薄着になる時に気になる生活からも解放されますし、海やプールに行くのを断念していた方もおられるかもしれませんが、肌表面に凸凹がなければ水着も安心して着れます。
[セルライトを目立ちにくくする対策]
- 有酸素運動や筋力トレーニングを定期的に行う。
- リンパや血液の流れをよくする。「カフェイン」や「レチノール」が配合されたクリーム、ジェルでマッサージを行うのはお勧めです。
- 質のいい睡眠。
- 緑の葉野菜をはじめとする野菜をしっかり摂る。
- 加工食品、アルコール、砂糖は避ける。
またストレスはセルライトを作ることにつながるホルモンの分泌を増やしてしまうというデータがあるので、ストレスも溜めないようにしましょう。
クリニックやエステでもセルライトの治療や施術が行われています。
セルライトを根本的になくすのが目的であれば、それはできないことなので時間とお金のムダになってしまうと思います。
しかし、肌表面の凸凹をなくすことを目的とするなら有効です。
セルフケアではなかなか難しいですし、時間もかかるので、医療の力や機械の手を借りるほうが効率的です。
まとめ
現段階で根本的にセルライトをなくす治療法法は残念ながらありません。
遺伝と大きく関わっているので、潰そうと強くマッサージしても、雑巾のように絞っても意味がありません。
ただただ皮膚や毛細血管を傷め、内出血やアザを作ってしまうだけ。
セルライトはなくすのではなく、目立たなくさせるのがケアのポイントです。
無理やり強い力で潰すようなことはやめましょう。