お尻にできるぶつぶつの正体とは?

疑問を持っている女性お尻の肌悩み

お尻は自分で見づらいだけに、気がついたときのショックは大きいですよね。

しかしお尻は体の中でも、摩擦、ムレ、圧迫など、日々ダメージにさらされる部位。

それだけに肌トラブルはとても多いんです。

何気なく触れて、「何、このブツブツ?」とビックリされる方も多いと思います。

そこでお尻にできるぶつぶつの正体、主な原因、やってはいけないことを紹介します。

お尻にできるぶつぶつの主な正体

おしりを隠す女性

お尻にできるぶつぶつには、様々な皮膚疾患があります。

見てみましょう。

ニキビ

お尻は皮脂分泌の多い部位の一つです。

しかもムレやすいため、菌が繁殖しやすい場所です。

さらにお尻は、下着などの衣服の摩擦、座っているときの圧迫、肌の乾燥など、角質化しやすい部位でもあります。

角質が厚くなってしまうと、毛穴は詰まりやすくなってしまいます。

つまりお尻はニキビがとてもできやすい部位なんです。

ニキビといえば、顔や胸、背中にできるイメージが強いですが、お尻にもできやすく、お尻にできるブツブツの中でも多い原因です。

【関連記事】お尻ニキビができやすく、治りにくい理由とは?

粉瘤(アテローム)

粉瘤(アテローム)は、見た目は半球状に盛り上がったしこりで、そのしこりの内側に袋があり、その中に垢や皮脂が溜まってしまうことでできる良性の腫瘍です。

小さいものは数mm程度ですが、大きくなると数十cmにもなり、触ると、コリコリするような感触があります。

放っておくと炎症を起こし、強い痛みを引き起こすことがあり、再発を繰り返してしまうため、医師のもとでの治療が必要です。

【関連記事】粉瘤って何?ニキビと間違いやすいので要注意!原因、治療方法は?

毛嚢炎

毛嚢炎は、毛穴の奥にある毛包に細菌が入り込んで起こる皮膚炎の一種です。

赤いブツブツや真ん中に「膿庖」と呼ばれる膿を持った丘疹があり、その周辺は赤みを持っています。

ナイロンタオルや垢すりなどでゴシゴシこすったり、下着などによる摩擦で毛穴が傷ついて起こることが多いです。

特に痛みやかゆみといった症状がないこともありますが、触ると痛みを伴う場合もあります。

毛嚢炎は自然に治ることが多いですが、痛みがある場合や数が多いとき、再発を繰り返すときは皮膚科で診てもらいましょう。

おでき

毛嚢炎が大きくなり、赤く腫れてしこりを持ったものが「おでき」です。

たいてい痛みを伴い、熱を帯びることもあります。

おできは毛嚢炎と違い病院での治療が必要です。

軽症の場合は、薬による治療で済むこともありますが、炎症が進行し、膿が溜まった場合などは、皮膚を切開し、膿を出す治療が行われます。

進行すると治療が大変になるため、早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。

毛孔性苔癬

皮膚の毛穴が硬化し、小さなブツブツができる毛孔性苔癬。

二の腕にできることが最も多いですが、肩や背中、太もも、そしてお尻などにも見られます。

痛みやかゆみなどの症状はありませんが、触った際にやや硬く、ザラザラとした感触があります。

年齢を重ねていくと自然に消失していくことが多いため、気にならなければ治療の必要はありません。

しかし見た目的に気になる場合は、美容皮膚科を受診して、ケア、治療について相談されるのがいいと思います。

【関連記事】毛孔性苔癬って何?二の腕だけじゃない、お尻にもできる!

ぶつぶつができやすい主な原因

考えている女性

お尻にぶつぶつができやすい主な原因です。

摩擦

お尻は、衣類との摩擦が起きやすい部位です。

下着をつけていますし、歩いたり、座ったり、ちょっと動くだけでも摩擦が生じてしまいます。

また入浴中、ゴシゴシ洗い、タオルでゴシゴシ拭く、といった行動もお尻を荒らす原因になります。

圧迫

座ったときに体重がかかるのがお尻です。

相当な圧力がかかり、圧迫されます。

特にデスクワークや運転など、長時間座りっぱなしの場合、そのダメージは計り知れません。

圧迫により角質層が厚くなり、ザラついたり、くすんだり。

様々な肌トラブルの原因につながります。

ボディソープなどによる刺激

入浴時、洗浄力が強く、肌に必要な潤いまで奪ってしまうようなボディソープや石鹸の使用は、肌を荒らします。

またすすぎ残しも肌にとって刺激になります。

ムレやすく、清潔に保ちにくい

お尻周りは、汗をかきやすい上、下着などの衣類を着ているため、熱気や湿気がこもりやすいです。

しかも、汗をかいたからといってなかなか簡単に拭きづらく、そのままになってしまいがちです。

さらに便座の使用など、汚れが付きやすい部位でもあります。

ムレやすく清潔に保ちにくいお尻は、肌トラブルにつながりやすいです。

かゆくてかいてしまう。

お尻は、ムレたり、かぶれたり、炎症を起こしたりしやすい部位です。

無意識にかいてしまうことも多いのがお尻。

肌をかいてしまうと、皮膚を傷つけたり、菌が入ったり。

ブツブツができる原因になります。

血行不良

サイズの合っていない(小さい)下着や、スキニーパンツのような身体のラインに密着するような衣服は、肌を締め付けます。

そうすると血行不良を招き、肌は荒れやすくなってしまいます。

保湿ケア不足

顔の保湿ケアは行うけれど、ボディは・・・

という人が多いです。

特にお尻の保湿ケアを怠ってしまっている人は多いです。

肌の乾燥は様々な肌トラブルの原因になります。

やってはいけないこと

×を出す女性

お尻にぶつぶつができた時にやってはいけないことがあります。

さわらない、ゴシゴシこすらない

ブツブツが気になり、触りたくなってしまうかもしれませんが、できるだけ触らないようにしましょう。

摩擦や菌が入ってより悪化させる原因になってしまいます。

またぶつぶつを早く治したいあまり、入浴時にゴシゴシこすって洗ってしまう人もいますが、止めましょう。

清潔にするのはいいですが、ゴシゴシこすってしまうとこれも悪化させる原因になります。

ぶつぶつにもいろいろ種類があり、それぞれの応じたケア・治療が必要です。

しかしいずれの場合も、触ったり、ゴシゴシこすったり、摩擦や刺激を与えてしまうと、治るどころか悪化させる原因になってしまいます。

絶対に必要以上に触れたり、ゴシゴシこすったりしないようにしましょう。

肌を締め付けたり、通気性の悪い下着や衣類は身につけないようにする

体にあっていないきつい下着や、スキニーパンツなどの体に密着するような洋服など、肌を締め付ける衣類は控えましょう。

血流が滞り、皮膚に刺激を与え、悪化させる原因になります。

締め付けのない、ゆとりのあるものを選びましょう。

また、化学繊維は通気性が悪く、摩擦など症状を悪化させる原因になります。

素材も綿や絹など、天然の繊維のものを選ぶようにしましょう。

まとめ

お尻は自分で見づらいだけに気づかないことも多いです。

しかしお尻は、摩擦や圧迫、ムレ、締め付け、血行不良など、常に肌荒れしやすい環境です。

主なブツブツの正体

  • ニキビ
  • 粉瘤(アテローム)
  • 毛嚢炎
  • おでき
  • 毛孔性苔癬

症状が軽い場合は、まずはお尻をやさしく洗ってすぐに保湿ケア。清潔で締め付けず、通気性のいい下着や洋服を身につけるようにして様子を見ましょう。

気になる場合は医師にご相談ください。

一方、できものが大きかったり、痛みや腫れなどがあったり、繰り返し発症する場合などは、できるだけ早く皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。

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