突然現れたように思えるニキビ。
特にお尻は自分でなかなか見えないだけに、「痛っ!」と思って見てみたらニキビができていたということはよくあります。
しかしその段階になると、ケア・治療が大変になってしまいます。
お尻はニキビができやすい部位のひとつなので、正しくスキンケアするためにも、ニキビができる経過、そして段階ごとのケアポイント、治療法を紹介したいと思います。
段階別の症状、ケア・治療方法
ニキビは表面に見えていないときから、肌内部ではすでにでき始めています。
第一段階は、角質層が角化異常を起こし、毛穴の出口が狭くなることから始まります。
【ニキビの成長過程】
白ニキビ
↓
黒ニキビ
↓
赤ニキビ
↓
黄ニキビ
として進行していきます。
白ニキビ
毛穴の出口が狭くなり、毛穴に角質や皮脂がたまっている状態。
ニキビの初期段階です。
原因
- 肌のターンオーバーの乱れ
- 皮脂の過剰分泌
寝不足やストレス、肌の乾燥、偏った食生活などを送っていると、ホルモンバランスが崩れ、正常に肌のターンオーバーが行われません。
また油っこいものや甘いものは皮脂の分泌を促してしまいます。
ケアポイント!肌のターンオーバーに乱れを生じさせないようにすることがケアポイントです。
- 質のいい十分な睡眠
- 保湿
- ビタミンやミネラルをしっかり摂った、バランスのいい食事
- ストレス解消
- 適度な運動
などを心がけましょう。
主な治療法
- ケミカルピーリング
古い角質を取り除き、お肌のターンオーバーを整える治療 - イオン導入
ニキビに有効な成分を肌に浸透させる治療 - CO2フラクショナルレーザー
毛穴の開きに効果がある治療
黒ニキビ
白ニキビが進行した状態。
毛穴の表面が参加して黒ずんでしまっています。
白ニキビからは進行していますが、まだ初期段階です。
原因
- 肌のターンオーバーの乱れ
- 皮脂の過剰分泌

白ニキビから進行していますが、ケアのポイント、治療は白ニキビと同じです。
赤ニキビ
白ニキビ、黒ニキビから進行し、炎症が起きた状態です。
皮脂をエサにアクネ菌が増殖して炎症を起こし、毛穴の周りまで赤く腫れあがってしまいます。
原因
繁殖したアクネ菌が大量の代謝物質を出すため、それが毛穴周辺の組織を刺激し、炎症を起こしてしまいます。
一度赤ニキビになってしまうと、再発する恐れが高くなります。
繰り返し炎症を起こすとニキビ跡ができてしまうので、しっかりケア・治療することが大事です。
ケアポイント!
赤ニキビにまでなってしまうと、同じ毛穴に再発しやすく、ニキビ跡ができるリスクが高まります。
ニキビを治し、再発を防ぐためにも皮膚科で治療を受けられることをおすすめします。
自分自身でできるケアとしては、肌のターンオーバーの乱れを生じさせないことが大切です。
- 質のいい十分な睡眠
- 保湿
- ビタミンやミネラルをしっかり摂った、バランスのいい食事
- ストレス解消
- 適度な運動
などを心がけましょう。
主な治療法
- ケミカルピーリング
古い角質を取り除き、お肌のターンオーバーを整える治療 - イオン導入
ニキビに有効な成分を肌に浸透させる治療 - サーマクール
アクネ菌や皮脂腺の縮小と抑制する治療 - 内服薬、外服薬
炎症を抑える薬の処方
黄ニキビ
炎症が進行し、膿ができてしまった状態。
ニキビの最終段階です。
原因
アクネ菌、ブドウ球菌が繁殖し、強い炎症が起こると膿が溜まり、腫れあがってしまいます。
黄ニキビにまでなってしまうと、真皮まで傷ついてしまっていることが多く、ニキビの炎症が治まったとしてもニキビ跡が残ってしまうことが多いです。
ケアポイント!
セルフケアでの改善は難しいです。
とにかく早く皮膚科を受診し、治療を受けましょう。
主な治療法
- 内服薬、外服薬
炎症を抑える抗生物質や、皮脂の分泌を抑える薬の処方
まとめ
ニキビにはいろいろな段階があります。
放置してしまうとどんどん進行し、炎症が治まってしても、ニキビ跡として残ってしまいます。
また誤ったケアもニキビ跡を作る原因になります。
おしりニキビは気づかないことが多く、かなり進行してから気づくことが多いです。
そのため最もきれいに早く治す方法は、皮膚科で治療を受けること。
お尻を見せるのは躊躇されると思いますが、跡が残り、汚くなる前に治療を受け、きれいにしっかり治しましょう。
[お尻のニキビ・ニキビ跡の治療ができるおすすめの皮膚科]
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