脱毛は痛いってよく聞きますよね。
ゴムでパチンと弾かれたような痛みがあるとか。
この痛みが怖くて一歩が踏み出せないという人も多いです。
しかし医療脱毛なら麻酔を使用することができます。
医療脱毛で使用されることが多い麻酔について紹介します。
麻酔を活用しよう!
痛みの感じ方、また痛みに対する耐性力は人によって異なります。
ただ、できるだけ痛みなく脱毛したいですよね。
脱毛を実際されている(された)方の声を聞くと、我慢できないほどではないとの感想も多いです。
しかしいくら我慢ができるとはいえ、ある一定以上の痛みを我慢しながら脱毛を受けるのは、精神的、肉体的苦痛はもちろん、脱毛もしっかり行えず、脱毛効果が下がってしまうことがあります。
あまりに痛そうだと、施術者の判断で出力レベルを下げることもあります。
そうなると効果が落ち、結果的に施術回数を増やさなければならなくなってしまうことも。
施術回数が増えると、その分お金も時間もさらにかかってしまいます。
お財布も、時間的にも痛いですよね。
やはり痛みを我慢しすぎるのも問題です。
医療脱毛で使用される麻酔は、使っても完全に痛みを失くすことはできません。
ただし、痛みをかなりやわらげることはできます。
また脱毛が痛いといっても、すべての部位で痛いということではありません。
特に濃く、多い脇やVIO、骨に近い肘や膝などで強く痛みを感じることが多いです。
この痛みも施術回数を重ね、ムダ毛が減っていけば強い痛みは段々なくなっていきます。
なので、痛みを強く感じる部位を選び、最初の数回だけ麻酔を活用すれば、苦痛が少なく、スムーズに脱毛が進みます。
痛みの強さによっては無理せず、麻酔を活用しましょう。
脱毛時に使用される主な麻酔
脱毛時によく使用される麻酔は、
[脱毛時に使用される主な麻酔]
- 麻酔クリーム
- 笑気麻酔
です。
麻酔を使用する場合、最近、麻酔クリームを無料で行ってくれるクリニックが出てきていますが、別料金のところが多いです。
痛みに弱い方は、事前に麻酔代についても計算に入れておきましょう。
麻酔クリーム
「麻酔クリーム」は、リドカインとプロピトカインを使用した表面麻酔薬。
塗ると30分ほどで皮膚表面の感覚が鈍くなり、1~2時間ほど続きます。
10cm×10cmあたり1g塗布。成人の場合1回あたり最大10gまで使用することができます。
麻酔薬アレルギーがある人以外は副作用はほとんどありません。
[使用方法]脱毛での麻酔クリームは、クリニックで塗ってくれる場合と、事前に薬をもらい、自分で塗ってからクリニックに行く場合があります。
どちらの方法が行われるかはクリニックによって異なります。
ただし、効き目が出るまでに30分ほどかかるため、麻酔クリームを使用したい場合は事前に申請する必要があります。
- クリームを塗る部位を清潔にした後、水分を拭き取る。
- 均等にクリームを塗り広げる。
- クリームを塗った部分をラップなどで保護し、30分程度待つ。
[使用できない人]
- リドカインやプロピトカイン、アミド型局所麻酔剤に対してアレルギーのある方
- メトヘモグロビン血症のある方
笑気麻酔
「笑気麻酔」は、「亜酸化窒素」と「酸素」を混合した笑気ガスを鼻から吸入することで痛みを緩和させる全身麻酔の一種。
吸入すると、お酒に酔ったときのような、頭がぼんやりしたり、ふわふわした感覚になり、痛みに対する不安を取り除くとともに、痛みそのものも感じにくくさせます。
吸入すると2~3分で効果が現れ、止めると数分で麻酔が切れます。
笑気ガス自体は無害なので副作用がほとんどなく、濃度を自由に設定できるので危険性が少ないのが特徴です。
ただまれに吐き気を起こすことがあります。
[使用方法]
- 笑気吸入装置に繋がったマスクを鼻にかぶせ、鼻だけで呼吸し、ガスを吸入します。
- 2~3分ほどで効果が現れます。
- 笑気ガスを吸入し続けながら施術を行います。
- 施術終了後マスクを外します。
- しばらく安静にし、気分が悪かったり、ふらふらしたりしないことを確認できれば終了。帰宅することができます。
「笑気麻酔」は、「麻酔クリーム」のような待ち時間は必要ありません。
また笑気ガスを吸入しても意識がなくなることはありません。
会話もできますし、記憶も残っています。
注意ポイント
吸入を止めると笑気麻酔は切れるので、少し安静にした後、自宅に帰ることができます。
しかしいくつか注意しておきたいことがあります。
- その日は激しい運動は行わない。
- 運転するのは禁止。
- 気分が悪くなったらすぐに申し出る。
笑気麻酔をした日は、クリニックや喫茶店などで少し休憩してから帰り、リラックスして過ごしましょう。
[笑気麻酔が使用できない人]
- 鼻炎などで鼻呼吸ができない人
- 気胸などの呼吸器疾患がある人
- 妊娠中の人(脱毛自体もできません)
まとめ
脱毛の際、施術方法によって痛みを伴うことがあります。
しかし医療脱毛なら麻酔を使用することが可能です。
[脱毛時に使用される主な麻酔]
- 麻酔クリーム
- 笑気麻酔
脱毛時、痛いといってもすべての部位で痛いというわけではありません。
また施術を重ね、ムダ毛が減っていくに連れ痛みも段々なくなってきます。
痛みに弱い方、歯を食いしばって我慢しなければいけないほど痛みを感じる時は、痛みが強く出る最初の数回、麻酔を活用してみてはいかがでしょう。
精神的、肉体的負担も少なくなり、結果的に効果的、スムーズに施術が進みおすすめです。