エラグ酸のもつ美白作用、抗酸化作用に注目!

ベリー類お尻の黒ずみ

エラグ酸はポリフェノールの一種。

美白作用、抗酸化作用があり、シミ・黒ずみを防いでくれる注目の成分の一つです。

シミや黒ずみに悩んでいる方にぜひ知って欲しい成分「エラグ酸」をPick Upして紹介したいと思います。

ポリフェノールとは?

エラグ酸について紹介する前に、ポリフェノールについてまず見てみたいと思います。

ポロフェノールとは、「フィトケミカル」の一つ。

フィトケミカルは、「タンパク質」「脂質」「糖質」「ビタミン」「ミネラル」の5大栄養素と、第6の栄養素「食物繊維」に次ぐ、第7の栄養素といわれています。

[特徴]

  • 強い抗酸化作用
  • 免疫増強作用
  • がん抑制作用

ポリフェノールは、植物が光合成をする際に作られる苦みや渋みの成分で、自力で移動することができない植物が、過酷な環境下で生き続けるために自ら作り出したものです。

それらによって、酸素や紫外線、害虫などから身を守る働きをしています。

自然界には5,000種類以上ものポリフェノールがあるといわれています。

エラグ酸とは?

ベリー

エラグ酸は、ラズベリー、イチゴ、ブラックベリー、ナッツ類などに含まれる天然のポロフェノールです。

1831年にフランスの化学者であるアンリ・ブラコノーによって発見されました。

日本では1996年に厚生労働省に医薬部外品として認可され、2003年には厚生労働省により食品添加物として利用されるようになり、エラグ酸の安全性についても確認されています。

エラグ酸の主な効果

メラニン色素の生成を抑制する美白効果

皮膚は紫外線や摩擦などの刺激を受けると、「チロシン」というアミノ酸が「チロシナーゼ」という酵素によって変換され、「メラニン色素」が生成されます。

エラグ酸には「チロシナーゼ」の中にある銅イオンを奪い去ることで、「チロシナーゼ」の働きを阻害する作用があります。

これにより、シミ・黒ずみの原因となるメラニン色素の生成を抑えることができます。

優れた抗酸化作用

紫外線やストレス、過労などによって活性酸素が過剰に発生すると細胞を酸化させてしまうため、肌老化や肌荒れが起こります。

ポリフェノールの一種であるエラグ酸には優れた抗酸化作用があり、活性酸素の害から体を守ってくれます。

抗菌・抗ウイルス効果

エラグ酸にはウイルスから体を守る効果があります。

ウイルスは他の生物に寄生することで増殖させていきますが、エラグ酸には他の生物に寄生する際にその生物の中にウイルスが侵入するのを防いでくれます。

ガンを予防および抑制する効果

エラグ酸には抗がん作用があるといわれています。

抗酸化作用のあるエラグ酸には老化を抑制し、ガン細胞の増殖を抑えてくれます。

 

メラニン色素の生成を抑える作用と、抗酸化作用の両方を持ち合わせている「エラグ酸」。シミ・黒ずみを作りにくくしてくれる注目の成分です。

まとめ

厚生労働省に美白成分として認可されている成分の一つ「エラグ酸」。

シミ・黒ずみの原因となるメラニン色素を作るチロシナーゼを抑制する作用があります。

またエラグ酸はポロフェノールの一種として抗酸化作用も持っています。

[エラグ酸を多く含む食品]

  • ザクロ
  • ブラックベリー
  • イチゴ
  • ナッツ類
  • タラ(マメ科)
  • クランベリー

外側からのケア成分としてだけではなく、シミや黒ずみ予防にイチゴやラズベリー、ナッツ類などを食事に摂り入れてみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました