黒ずみケアについて調べていると、「ニベア」が出てきました。
「ニベアって、あのニベア?」
ニベアにはいろんな種類があるので、どれのことだろうとさらに調べると「ニベア青缶」を紹介しているものが多かったです。
ニベアはアットコスメでも殿堂入りするほど!
使ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。
「こんな身近で安価なクリームでケアができるならうれしい!」
と一瞬思いましたが、ニベア青缶のクリームをお尻に塗ったらベタつかない?とまず疑問が。
さらにお尻の黒ずみケアにニベア青缶が向いていない理由がありましたので、詳しく紹介したいと思います。
ニベアとは?
「ニベア」は、ドイツのスキンケアメーカー「バイヤスドルフ社」が1911年に開発したスキンケアクリーム。
180ヶ国を超える国で愛用されているロングセラー商品です。
日本では1968年に、花王がバイヤスドルフ社と設立した合弁会社「ニベア花王株式会社」が製造、販売しています。
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
肌本来の天然皮脂膜を補う成分が皮膚を覆い、乾いた空気、冷たい外気から肌を守り、肌荒れやカサツキを防いでくれる保湿クリーム。
全身のスキンケアに使えます。
お尻の黒ずみケアにニベア青缶が向いていない理由
ニベアは優れた保湿クリームです。
しかしお尻の黒ずみケアには向いていません。
その理由は4つ。
[向いていない理由]
- お尻の黒ずみケアにつながる保湿成分が入っていない。
- お尻ニキビの原因になる可能性がある。
- 黒ずみケアにつながる成分が入っていない。
- テクスチャーが硬く、塗った後もべたつく。
お尻の黒ずみケアにつながる保湿成分が入っていない。
ニベア青缶には保湿成分が入っています。
しかし保湿成分といってもいろんな種類があり、ニベア青缶に配合されている保湿成分は、皮膚の水分が蒸発しないよう肌の表面を覆い「肌の水分の蒸発を防ぐ」働きを持つものです。
残念ながら肌の水分量を増やす作用のある保湿成分が含まれていないんです。
黒ずみは、肌内部の水分が適切に保持され、肌のキメが整い、ターンオーバーが正常に働くと、徐々に黒ずみが体外に垢とともに排出され、きれいな肌へと再生されていきます。
そのため肌内部の水分量を増やす作用のある「セラミド」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分が必要です。
しかしニベア青缶にはそういった成分は配合されていません。
お尻ニキビの原因になる可能性がある。
ニベア青缶の使用によってお尻ニキビができやすくなってしまう可能性があります。
ニベア青缶に含まれる「グリセリン」は、低刺激で安全性の高い保湿成分です。塗り薬にも含まれています。
しかしこのグリセリンがニキビ菌(アクネ菌)のエサとなり、増殖につながってしまうことがあります。
アクネ菌が増えるということはニキビができてしまう恐れが・・・
お尻の黒ずみも困りますが、それをケアするためにと塗ったクリームが原因でお尻ニキビができてしまうのも困りものです。
黒ずみケアにつながる成分が入っていない。
黒ずみケアは、肌のターンオーバーを正常に働かし、垢として体外に排出させるとともに、黒ずみ、シミの原因であるメラニン色素を作らせないことが必要です。
そのためには美白成分や抗炎症成分が入っていることがポイントになります。
しかしベア青缶にはそのような成分が入っていません。
黒ずみケアクリームとして考えると十分なケアができず、効果的ないといえます。
テクスチャーが硬く、塗った後もべたつく。
ニベア青缶のテクスチャーは硬めです。
また塗った後もベタついてしまいます。
その状態で下着や衣類を見につけてしまうと、下着にベタベタついて気持ちが悪いですし、ムレが生じてしまいます。
ムレはニキビやブツブツ、肌荒れなどの原因にもつながります。
さらに毛穴詰まりの原因にもなり、黒ずみ悪化のリスクもあります。
お尻の黒ずみケアに必要な成分とは?
黒ずみをケアするには、3つの成分が重要な鍵を握ります。
- 保湿成分:肌内部の水分量を増やし、ダメージに強い肌を整える。
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなど - 抗炎症成分:炎症を抑え、肌を整える。
グリチルリチン酸2Kなど - 美白成分:黒ずみの原因になるメラニン色素の生成を抑える。
トラネキサム酸、水溶性プラセンタエキスなど
新たな黒ずみの原因・メラニン色素を生み出させず、肌の正常なターンオーバーでできてしまった黒ずみ、シミを体外に排出することが、黒ずみの改善・解消への道です。
まとめ
ニベア青缶は、肌内部の水分が蒸発するのを防いでくれる保湿クリームです。
しかしお尻の黒ずみケアという面から見ると、「肌の水分量を増やす保湿成分」「抗炎症成分」「美白成分」が入っておらず、ケアにはつながりません。
お尻の黒ずみをセルフケアで改善・解消するには、お尻の黒ずみ専用ケアクリームがおすすめです。