お尻にできる黒ずみの原因「色素沈着」を改善する方法とは?

疑問を持っている女性お尻の黒ずみ

お尻は自分で見づらく、チェックしにくいパーツだけに、黒ずみができていたとしても気づかないことが多いですよね。

しかも顔などと違い、普段、お尻を人に見られることはないだけにケアが怠りがち。

水着姿や温泉に行くなど、直前になって大慌てってこと多いです。

改めて考えてみると、お尻って、体の中でも、摩擦や圧迫、ムレ、締め付けなど、常に何かしらの刺激を受けている部位。

お尻は相当なストレスフル状態です。

黒ずみができてしまうのもうなずけます。

おしりの黒ずみを改善、解消するためにも、黒ずみができるメカニズムや原因、色素沈着を改善、解消するための方法を紹介します。

色素沈着とは?

色素沈着

色素沈着とは、メラニン色素が肌に沈着し、シミ、黒ずみとして定着してしまった状態です。

なぜ色素沈着ができてしまうのかそのメカニズムを見てみましょう。

シミ、黒ずみの原因となるのが「メラニン色素」です。

そのため、「メラニン色素」=「悪」と考える人もおられるかもしれません。

確かにメラニン色素は厄介な存在ですが、本来、肌細胞を守るためのもの。

DNAの破壊や皮膚がんの発生、活性酸素によるダメージなどから守り、皮膚が傷つくのを食い止めてくれている、肌にとってとても重要な色素なんです。

たとえメラニンができたとしても、肌のターンオーバーがしっかり機能していれば垢とともに排出され、元のきれいな肌の色に戻ってくれます。

問題なのは、

  • メラノサイトの過剰な活動が収まらず、メラニンが生成され続ける状態であること
  • 肌のターンオーバーを乱す肌の乾燥、食生活、生活習慣

です。

主な原因

黒ずみやシミの原因になるメラニン色素は、肌への刺激が原因になります。

お尻に色素沈着ができる主な原因は、

主な原因

  • 摩擦
  • 肌の乾燥
  • 圧迫
  • かぶれ、炎症
  • ホルモンバランスの乱れ

肌に刺激、炎症が起きると、メラニン色素が作られます。

そして肌のターンオーバーが正常に働かないといつまでも黒ずみが残ってしまい、ついには定着してしまいます。

改善、解消するための方法

ポイント

色素沈着による黒ずみ、シミを改善、解消するためのポイントは、

  • メラニン色素を過剰に作らないこと
  • 正常な肌のターンオーバーを促すこと

です。

メラニン色素を過剰に作らせないための対策

黒ずみ、シミを作らないためには、そもそも色素沈着の原因であるメラニン色素をできるだけ作られない状態にすることが大切です。

下着や衣類のサイズ、素材

下着

化学繊維は肌を傷つけてしまう恐れがあり、また通気性も良くないためムレやすく、かぶれ、ニキビ、炎症など、肌荒れの原因になってしまいます。

また締め付けのきつい下着やサイズの合っていない下着は、肌との摩擦、血行不良を生み、黒ずみを作る原因になります。

お尻に直接触れる下着。

通気性のいい綿や絹などの天然素材で、ゆとりのあるものがおすすめです。

またあわせて、日常的には体にピタッとフィットするような洋服の着用も控えるようにしましょう。

こすらない、かかない

手

お風呂でゴシゴシ洗ったり、タオルで拭いたり。

かゆくてかいたり、美白保湿クリームを強く塗りこむなどの行為は、黒ずみを作る原因になります。

かゆくても引っかいたりしないこと。

お風呂で洗うときも、保湿クリームを塗るときも、刺激にならないようにやさしく行いましょう。

汗をこまめに拭く

清潔なタオル

汗をかいてムレたままでいると、皮膚の表面に汚れ、汗が溜まりやすくなり、毛穴詰まりや黒ずみの原因になってしまいます。

お尻はなかなかこまめに拭くのは難しい部位ですが、できるだけ清潔なタオルでやさしく汗をふき取ったり、シャワーで洗い流したり、清潔に保つようにしましょう。

かぶれや炎症の予防、ケア

外用薬

お尻はムレやすく、皮脂も分泌しやすい部位。

かぶれ、炎症、ニキビ、吹き出物など、肌荒れしやすいです。

肌に刺激、炎症が起こると、その部分に色素沈着が発生してしまいますし、かゆくてかいてしまうのも黒ずみを作る原因になります。

まずはかぶれや炎症などが起こらないよう、肌を清潔に保つこと、保湿ケアをしっかり行うこと。

かぶれや炎症が起こってしまった場合は、それぞれの症状に適したケアをしっかり行いましょう。

セルフケアで難しい場合は、悪化させないためにも、できるだけ早く皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。

肌のターンオーバーを正常に促すための対策

肌のターンオーバー

できてしまった黒ずみやシミを消すには、皮膚を再生する肌のターンオーバーをいかに正常に促すかがポイントです。

保湿をしっかり行う

保湿クリーム

色素沈着による黒ずみがあるということは、肌のバリア機能が弱まっている可能性があります。

肌のバリア機能が弱まっていると、水分を与えても潤いがキープできないので乾燥しやすくなりますし、外的刺激にも弱く、さらに黒ずみを悪化させ、様々な肌トラブルを起こす原因になります。

そこで重要になるのが保湿です。

保湿され、肌の中にしっかり水分が保持されると、肌のキメが整います。

肌のキメが整えば、皮膚のバリア機能が高まり、外的刺激を受けても肌が守られ、メラニン色素の生成がされにくくなります。

そして肌の状態が整えば、ターンオーバーも正常に働き、できてしまったメラニン色素も体外に垢となって排出され、元のきれいな肌に戻っていきます。

食生活、生活習慣を見直す

睡眠中の女性

睡眠不足やストレス、油っこいもの、甘いもの、偏った食事などは、肌のターンオーバーを乱す原因になります。

肌のターンオーバーが正常に行わなければ、メラニン色素が蓄積されてしまい、黒ずみ、シミの原因に。

さらには定着してしまう恐れもあります。

肌のターンオーバーが正常に行われるためにも、質のいい十分な睡眠、ストレス解消、適度な運動、ビタミンやミネラルをしっかり摂ったバランスのいい食事などを心がけましょう。

まとめ

お尻は日々、摩擦、ムレ、圧迫など、ストレスフル。

「座っているだけで?」と思われるかもしれませんが、座っているだけで、摩擦、圧迫、血行不良が起こります。

とにかくお尻は黒ずみができやすい環境です。

お尻は自分の目で直接チェックしにくいですが、水着姿になったり、温泉に行ったりすると、他人の視線がとても気になる部位です。

黒ずみを作らないためにもケアが大事!

特に、刺激を与えないこと、保湿をしっかり行うことが重要になってきます。

そして残念ながら黒ずみができてしまったとしてもあきらめずにケアすることが大切です。

正しいケアをしていけば、改善、解消することができます。

あきらめず、根気強くケア、治療を行いましょう。

[おしりの黒ずみ治療ができるおすすめの皮膚科]

札幌埼玉東京
横浜静岡名古屋
京都大阪広島
福岡
タイトルとURLをコピーしました