おしりニキビに悩み、今すぐ治したい!
という人は、西洋医学の治療が最も確実な治療です。
しかし、ニキビは治ったと思ってもまたできるなど、繰り返されることも多く、それはニキビができやすい体質になっているからとも考えられます。
塗り薬で今できているニキビは治っても、またできてしまう。なかなか治らない・・・
そんな方は、ニキビができにくい体質になるための治療に重点をおく漢方薬を活用してみるのもいいのではないでしょうか。
ニキビ改善に有効な漢方薬について紹介します。
漢方薬によるニキビ治療の有効性とは?
西洋医学は、病気の原因を見つけ、その原因を叩いて治すというアプローチ。
一方漢方薬などの東洋医学は、身体全体の状態を見て原因を探り、身体全体のバランスを整えて改善させていくという治療です。
大人ニキビはホルモンバランスの乱れが関係しているため、塗り薬だけではなかなか治らないことが多いです。
ホルモンバランスの乱れは、ストレスや睡眠不足などの不規則な生活、偏った食生活といった積み重ねの中で起こります。
そこで活用したいのが漢方薬。
漢方薬には、ホルモンバランスを整えたり、免疫を高めたり、身体の内側から改善を促す作用があり、ニキビ治療にとても有効なんです。

ニキビの根本改善を目指すんなら、漢方薬はおすすめです。
ニキビ治療でよく使われる漢方薬
漢方薬は一人一人の体質や症状を診ながら処方していくので、同じニキビでも使われる漢方薬は異なります。
ここではニキビ治療によく使われる漢方薬を紹介します。
◆当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力がなく、冷え性で疲れやすく、むくみやすい体質の人に。白ニキビや、小さく赤みを持つニキビができる人に使われることが多い。
◆桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
身体の末端に強い冷えを感じる人に。大きめの赤いニキビができやすい人に使うことが多い。
◆加味逍遥散(かみしょうようさん)
肩こりや便秘などがあり、イライラしやすい人に使われることが多い。
◆清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
脂性肌で、赤く炎症を起こすニキビが散らばるようにできる人に使われることが多い。
◆十味負毒湯(じゅうみはいどくとう)
背中やお尻などに大きなニキビができる人に使われることが多い。
◆荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
鼻炎などがあり、また脂性肌で小さなニキビがたくさんできる人に使われることが多い。
ニキビの治療には、上記以外にも多くの漢方薬が使われます。
副作用は?
身体に合わないと副作用を起こすことがあります。
頻度が多いのは、胃腸障害、胃もたれ、下りなど。
また、肝障害や薬疹はほとんどの薬剤で起こる可能性があり、漢方薬であっても起こることがあります。
まとめ
ニキビは、治ったと思ったらまたでき、ひどくなると跡として残ってしまう悩ましい皮膚疾患です。
特にお尻は、こすれたり、圧迫されたり、乾燥したり、皮脂の分泌も多い部位なので、体の中でもニキビができやすい部位の一つです。
しかし何度も何度も繰り返すのは、ニキビができやすい体質になってしまっているからかもしれません。
ニキビができやすい体質になってしまっていると、なかなか根本的に治りません。
そんな時は身体の内側からアプローチし、体質を改善してくれる漢方薬がおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。