私は脚の付け根あたりに肉割れがあります。
時間が経っているので、白いギザギザの線が何本も走っています。
いつできたのか全く気づかなかったです。
お尻ともなると、なかなか気づかないのではないでしょうか?
普段は服を着ているのでとりあえずいいとしても、海やプール、温泉、スパに行った時などは、気づかれないかとそればかりが気になり、楽しめない・・・
悩んでいる人が多いです。
肉割れは一度できると治らないといわれています。
しかし朗報が!!
これまで特にセルフケアは難しいとされてきましたが、近年、肉割れに効果があるという成分が見つかり、希望が出てきていました。
だからこそあきらめずにケア・治療を行いたいですよね。
そこでまず肉割れとはどんなものか、原因、ケア・治療法などを見てみたいと思います。
肉割れとは?
肉割れについて紹介する前に、まずは皮膚のしくみを見てみましょう。
外からは1枚に見える皮膚ですが、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層からできています。
皮膚の中でも、表皮は柔らかく、伸び縮みすることができます。
しかし、真皮や皮下組織は表皮ほどの伸縮性や柔軟性がありません。
そのため、急激に変化するとついていけず、裂けてしまいます。
これが「肉割れ」です。

ひびのようなギザギザとした白い線ができてしまいます。
主な原因
皮膚は短期間で急激に太ったり、痩せたりすると、その伸縮についていけず、真皮層の断裂を招いてしまいます。
暴飲暴食、過剰なアルコール摂取、ストレスからの過食、無理なダイエットなどは肉割れをつくる大きな原因になり、大変危険な行為です。
妊娠
妊娠中はお腹の赤ちゃんの成長に伴いお腹が大きくなり、またバストが大きくなったり、からだ全体に脂肪がつきやすくなったりします。
その急激な変化に皮膚はついていけず、避けてしまいます。
妊娠によるものなので「妊娠線」と呼ばれますが、肉割れとしくみは同じ。呼び方が違うだけです。
7割以上の妊婦さんに現れるといわれています。
成長期
個人差がありますが、小学校高学年あたりから高校にかけて急激に体型が変化します。
成長期には一年で急激に何センチも伸びることがよくあります。
急激に伸びると皮膚はその伸びについていけず、肉割れができます。
部活動やジムでの過剰な筋肉強化
過度なトレーニングをして負荷を掛け続け、筋肉が急激に肥大するとその周辺の皮膚組織が引っ張られます。
筋肉の発達についていけず、裂けてしまい、皮膚の表面にギザギザとした亀裂が現れます。
部活動やジムなど、急激に筋肉が強化した時は肉割れができる可能性が大きいです。
副腎皮質ホルモンの影響
副腎から分泌される副腎皮質ホルモンの一つである「糖質コルチコイド」は、真皮にある線維芽細胞と呼ばれる細胞の増殖を抑える作用があります。
この「糖質コルチコイド」という物質が増えると、線維芽細胞の働きが抑ええられ、コラーゲンが作られづらくなるため、皮膚の断裂が起こりやすくなってしまいます。
クッション症候群、糖尿病、ステロイド内服治療などを行っている方は注意が必要です。
また「糖質コルチコイド」はストレスを受けると増やしやすいホルモンです。
直接的な原因にはなりませんが、ストレスをためないようにしましょう。
肌の乾燥、血行不良
肌は乾燥したり、血流が悪くなったりすると、伸縮性や柔軟性が低下してしまいます。
するとちょっとした変化にもついていけず、断裂。
デスクワークや運転など、長時間同じ体勢でいる方は血行不良を招くリスクが高く、代謝が低下するため、肉割れができる可能性がより高まります。
主なケア・治療方法
肉割れ、妊娠線は一旦できてしまうと完全に消すことができません。
肉割れ、妊娠線に対する有効な治療がまだ確立されていないからです。
しかし、肉割れや妊娠線に効果があるという成分が発見されたり、レーザー治療や炭素メソなど、目立たなくさせる方法があります。
あきらめずケア、治療しましょう。
肉割れ、妊娠線ケアクリーム
今まで、できてしまった肉割れ、妊娠線に有効な成分がありませんでした。
しかし現在、すでにできてしまった肉割れ、妊娠線に効果があるという臨床結果が出た成分が見つかりました。
それが「レジストリル」です。
欧米では2005年から肉割れ、妊娠線のケア成分として使われています。
今現在、できてしまった肉割れ、妊娠線に対し効果を発揮する唯一の成分です。
その「レジストリル」が配合された肉割れ、妊娠線ケアクリームが日本でも販売されています。
ケアクリームによるケアは、こまめに根気強く続けなければならないため大変なのですが、美容皮膚科やエステなどと比べると、費用面や時間、手軽さといったメリットがあります。
【関連記事】レジストリル配合のクリーム「シルダーム」について
「シルダーム」ってどんなクリーム?妊娠線、肉割れ修復に効果的!?
レーザー治療
レーザー治療は、レーザー光線で肌を軽く傷つけ、強制的に皮膚の代謝を促す方法です。
主なレーザー治療
- フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは、レーザー光線を照射し、表皮に毛穴よりも小さな穴を開けます。そうしてできた小さな穴を皮膚自らが持つ再生力によって修復していく過程で、真皮層のコラーゲンやエラスチンの生成を促し、新しい肌を生まれさせる治療法です。 - サーマクール
レーザー光線の何倍もの強さがあるラジオ波(高周波)を患部に照射。ラジオ波(高周波)を当てることで熱が真皮を収縮させ、時間をかけてコラーゲンを再生させ傷跡の凹み改善や皮膚の中の塊を柔らかくする治療方法です。さらに皮膚の引き締め、肌がすべすべになる効果もあります。
この他にも様々な治療法があります。
炭酸メソ
炭酸メソは、肉割れや妊娠線がある部分に極細の針で炭酸ガスを注入する治療法。
炭酸ガスを注入することで血流が改善し、注入した部分の皮膚の代謝がアップします。
また炭酸ガスの注入によって一時的に皮膚にダメージを与えることでコラーゲンの産生が促され、皮膚の再生能力が活性化されます。
もともとフランスで妊娠線解消の治療として行われた方法で、海外では10年以上の実績がある治療法です。
[肉割れ(ストレッチマーク)・妊娠線の治療ができるおすすめの皮膚科]
札幌 | 埼玉 | 東京 |
横浜 | 静岡 | 名古屋 |
大阪 | 広島 | 福岡 |
まとめ
体型の急激な変化、
- 太ったり、痩せたり
- 妊娠
- 過度なトレーニング
などは、皮膚がついていけず、断裂。
肌表面に裂けたような、ギザギザとした線ができてしまいます。
特にお尻は脂肪がつきやすい場所なので、肉割れ、妊娠線ができやすい部位です。
一旦肉割れ、妊娠線ができてしまうと、完全に消すことはできません。
そのため予防がなにより大事です。
しかしできてしまったとしてもあきらめないでください。
できてしまった肉割れ、妊娠線に効果がある成分が見つかり、また美容皮膚科での治療によって目立たなくさせることができます。
あきらめずにケア、治療を行いましょう。